AndroidでWindowsを操作することのできるリモートデスクトップアプリ
『デスクトップPCコントローラー for Windows 10』を試してみました
あとついでに同人の原稿作成のためにWindowsタブレットも買ったのでWindowsタブレットをこれやWindows標準機能とかでリモートデスクトップした時の使用感や感想とかも最後らへんの方に描きます
前にVirtualTabletというアプリでこんな記事を投稿しましたが
『液タブ化するツール探して導入したけど、
これただの板タブ化じゃねーか!!』
という外野の声が耳に入ったので、ご希望のものを探しました
えー!だって私ペンタブ化としか言ってないもん!嘘言ってないもん!!
何も記事に液タブって書いてないのに「Android 液タブ」でサジェストして出してくるGoogleくんが悪いもん!!!٩(๑`^´๑)۶プンスコ(クソ幼稚)
というわけで頑張って液タブ化させます、これは正真正銘の液タブ化です
あと前回対応してなかったと言っていたBluetoothはUSBにぶっ挿すやつを買って対応させました
こちらの記事はGalaxyNoteシリーズやZenPadやらMediaPadM5Pro、arrowsTab F-02Kなど筆圧に対応した端末での利用を前提とした記事になります
筆圧感知に対応してない機種なら別にこのアプリにこだわらず筆圧に対応していない一般的な他のリモートデスクトップアプリでも問題ないかと思います(2019/1)
play.google.com play.google.com
どうやらWindowsタブ↔WindowsPCは標準設定で出来て筆圧も効くみたいです
(検索したら手順の書いてあるページが出てきます)
そしてiOS(iPhone・iPad)↔WindowsPC・MacではDuet Displayというアプリを使えば筆圧入力出来るみたいですよ
定番のiOS↔Macで使えるAstropad、iPadPro+ApplePencilユーザーに人気ですよね
じゃあAndroid↔WindowsPCは?となったので
Yahooで【Android リモートデスクトップ 筆圧】[検索]🔎で調べると
『デスクトップPCコントローラー for Windows 10』なるものが検索結果に
サイトの説明によると筆圧が反映されるリモートデスクトップのアプリらしい、ちょっと試してみることにした
名前こそWindows10だが、Windows8.1のパソコンでも使えるそうだ
Windowsタブ↔WindowsPCでの接続にも対応している
今回は私の大好きなUSBを通しての有線での接続には対応していない…残念…
どうやら親機がWindows10ProでなくてもWindows10Homeでも接続できるみたいだ
導入方法
①まず液タブにして繋げたい機種にアプリをインストールします
②次に親機(パソコン)にドライバーをインストールします
デスクトップPCコントローラー for Windows 10のページにある
クライアントソフトのダウンロードから自分のパソコンに対応しているbit数のものをダウンロードしてください
わかんない人は基本的にそんなに古くないパソコンなら64bitで大丈夫だと思いますが、自信がなかったら32bitを入れてみてください
32bitのソフトは64bitのパソコンでも動くので
ダウンロードしたzipファイルを解凍できたらSetUp.exeをダブルクリック、
ユーザーアカウント制御にOKをしたらこんなものが出てくるのでインストールを選択しましょう
インストール先のフォルダと項目を設定して(わかんなかったら初期設定でいいです)
『Microsoft Visual C++ 2017』のインストールを求められるので規約に同意してインストール
セットアップが完了したら『TNK Softwareヒューマン インターフェイス デバイス』をインストール
そうしたらすべてのインストールが完了します
とりあえずウィンドウを閉じます
③そして2つを接続します
③-1 ペアリングをします
とまあ、必要かどうかは別としてここで子機のスマホ(タブレット)と親機のパソコンのペアリングをしていこうと思います
(たぶんWi-Fiはなくてもいけるけど、Bluetoothの方はペアリングしてないとダメだった気がする)
既にペアリングしている人は2まですっ飛ばしてください
Windows側はスタートメニューから『設定』を開き『デバイス』を選んで
『Bluetooth、またはその他のデバイスを追加する』の+から
Bluetoothなら『Bluetooth』、Wi-Fiなら『ワイヤレスディスプレイまたはドック』
Android側の場合
☆通知画面からの場合
通知画面を開くじゃろ、そしたらもっと開くなりなんなりを押すのじゃ…
そしたら項目がずらぁ…と出てくるので
Wi-Fiの人はパソコンと同じWi-Fiに接続してるか名前まで確認して
たぶんWi-FiのペアリングはScreenMirroring(Miracast)や設定からWi-Fi設定のWi-FiDirect(後述)からできます
(「たぶん」になってるのは私が出来なかっただけなのと、別にWi-Fiはペアリングしてなくてもいけそうだったのでというか私がいけた、いけたのだ、信じろ)
Bluetoothの場合『近くの全てのBluetoothデバイスに公開』にチェック☑を入れればパソコン側から検出できます
接続可能デバイスに接続したいデバイスやらに名前が出てたり、Windows側に名前が出てたりしたら接続できますやったね
☆設定からの場合
ちゃんとパソコン側と同じ名前のWi-Fiに繋がっているのを確認してから
使っているWi-FiがWi-FiDirectに対応しているのなら
Android側かパソコン側の検出可能デバイス欄に名前が表示されているかと思います
あとペアリングはScreenMirroring(Miracast)側の設定からでもいける
MiracastはAndroid 4.2(JellyBean)から標準対応しているので機種がよっぽど古くなければいける
でもMiracast自体はパソコンやテレビにAndroidの画面を映す機能なのじゃよ…
本来ならテレビでようつべやニコ動の動画を見たりアマプラ見たりで楽しんだりする所なのだが、今回はペアリングさえできればその先は使わないのでサヨナラなのじゃ…
Bluetoothの人の場合は『設定』→『Bluetooth』から
『近くの全てのBluetoothデバイスに公開』にチェック☑を入れればパソコン側から検出できます
検出可能デバイス欄に名前が表示されていれば接続、ペアリングしようと思います
とりあえずパソコン側も感知してるかどうか確認しときます
パソコン側に私の使ってるAndroidスマホの機種名『SCL24』が表示されています
とりあえずスマホ側をタップ
お互いに表示されているパスキー(PIN)が同じかどうかを確認する
表示だけの場合はそのまま『接続』で接続する
入力式の場合は急いで慎重に正しい番号を入力する
そうしたら『デバイスの準備が整いました!』の表示が!!!!
やったぜ
③-2 PCソフトを立ち上げます
無事にインストールができたらデスクトップに『デスクPCコントローラー10』の表示があるのでダブルクリックして立ち上げます
見つからなかったらスタートメニューのた行に『デスクPCコントローラー10』があるはずなので設定にチェック☑を入れてクライアントを起動
もしそれでも見つからなかったら、C:\Program Files\DeskController10にClient.exeがあるのでそこから設定画面を立ち上げます
保護されましたとか出たら詳細をクリックすればOKボタンが出るのでOKボタンを出してOKしてください
デスクトップのアイコンダブルクリックしたりいろいろなんとかしたらこんな画面が出てくると思います
とりあえずBluetoothで接続したいのでBluetoothをONにしてやっていきます
(画像はONになってなくてごめんね)
③-3 Androidアプリを立ち上げます
無事にインストールができたら『DeskController10』というアプリがアプリ一覧のところにインストールされていると思います
立ち上げたらこんな画面に
でも今回、私はBluetoothで接続するので歯車の設定ボタンをタップして設定します
接続先をBluetoothにするだけ
もしWi-Fiの人で「わたしゃ自動接続で無理だったよ」って人は設定の『自動接続』のチェックを外して解除して
LANアドレスをパソコン側のクライアントソフトに表示されている履歴に記載のある
『IP:○○○○ (自動接続がうまくいかないようであれば、このアドレスを使用してください。)』のIPをLANアドレスに入力します
最後らへんの桁が一桁しかなくて三桁埋めれない場合は『001.001』とかそういう入力方法じゃなくて『1 .1 』のように数字の後ろに半角空白を入れてください
後は接続中にして身を任せるだけ。わしは知らんぞ…力を使い果たした…
ぶっちゃけ繋がるかどうかは運ゲーみたいなとこある
つながりました
これもVirtualTablet同様、TabletPC APIで筆圧感知してるようなので、TabletPC APIに対応しているペイントソフトならペイントソフト側の環境設定からTabletPC APIに設定すれば使えます
所々線が変にとがっているのはTabletPC APIの時のメディバンくんの描写の癖です(Windowsタブでじかにメディバン入れて描く時はタッチ機能をOffとかにするツールとか導入すれば無くなる程度の癖)
結果としては重すぎてあまり実用的でないなぁといったところです
まあこれはしょうがない
無線接続なのもあって遅延が半端ない、映像やらの転送もあるので全体的に重い…Bluetoothかくつくね…
Wi-Fi接続もルーターが家の端にあるため(親あるある)反対側の端にある私の部屋(子あるある)でやるとやはり遅延が半端ない
全国の親よ…せめてものお願いだ…Wi-Fiのルーターは家の真ん中の部屋に置いてくれ…
パソコン&スマホとWi-Fiのルーターの距離が近くて5GHz帯(だいたい「a」とか「n」とか名前についてるやつ)のWi-Fiの電波を使用しているなら少しはマシになるのかな…うーん…
やっぱ有線USBケーブルぶっ挿しの選択肢が欲しかった…およよ…
でも筆圧効いて二画面で見れるだけありがたい
情報量が馬鹿でかいので重いものは重いのだ 小さな体は処理しきれないしゃーない
おまけ
WindowsタブレットでUSBリンクケーブルとリモートデスクトップを使って液タブ化してみようとした
GalaxyNote厨ワイ、自分の誕プレと称してとうとうこんなものを買ってしまった
G a l a x y B o o k
12.0インチの方でしかもRAM8GBの一番性能いいやつ(の中古)
日本では12.0verはコストコでしか買えない(謎)(ちゃんと日本に来てコストコで売ってるだけマシ)あの高性能タブレット
でも中古でも定価とそんな変わらなかった…(何故かというと後継機GalaxyBook2がかなりの性能ダウンバッテリー全振りだったため需要が(ry)
あのそんなGalaxyBookである
ちょっと安い10.6インチはSamsungのJPの正規からAmazonで出てるっぽいなんでや
Galaxy Book 2 in1 タブレットPC 10.6インチ Sペン/キーボードカバー添付 Windows10 Pro [国内正規品] SM-W62310117JP
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GalaxyBookはGalaxyNoteとは違ってOSがWindowsなのでWindowsタブレットなのである
普段からGalaxyNoteで「実質液タブじゃん…」ってお絵描きする毎回思っていた私にはもうPC版メディバンもクリスタもSAIも使えるので液タブです(断言)(ただの筆圧感知対応のWindowsタブレットです)
そのWindowsタブレットをメインPCに繋げたらきっと最高の液タブになるんじゃないかなって思ったのでメインPCを繋げようとしました。
リンクケーブルで
サンワサプライ ドラッグ&ドロップ対応Type-Cリンクケーブル(Mac/Windows対応) KB-USB-LINK5
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実はWindowsタブレットはiOSやAndroidスマホやタブレットのように普通のUSBケーブルではパソコンに反応しないんです
WindowsとAndroidだと親機↔子機の関係だけど、WindowsとWindowsだと親機↔親機になるからだとか(MacでもLinuxでも親機)
そのためLANケーブルや無線LANで何とかするか、リンクケーブルという特別なケーブルをブスっと挿してWin↔Win間をやり取りします
よくパソコンを買い替えた時のデータ移行の手として紹介されています
(私が今のメインPCに買い換える羽目になったのは、Win7にLinuxをデュアルブートしようとしてちゃんとWin7残すためにパーティション区切ってWin7残したかと思いきやLinuxもWin7も起動しなくなったのが原因なので完全にリンクケーブルの対象外ですね!!!!(幸いデータ移行は出来ました))
GalaxyBookは差し込み口がType-Cしかなかったのでこれにしました
まぁ、Type-CでなくてもUSBハブとか買えばいいんですけどね
とまあなんか無駄な語りをしたところでちゃんと本題にいきます
リンクケーブル自体のデータのやりとりの利用はおそらくWindows10Home同士でも制限はないと思われますが、
Windows10のリモートデスクトップ機能を利用する場合はコントロールされるメインPCがWindows10Proである必要があります。Homeじゃダメ
まずはProにアップデートしよう
リンクケーブルの説明書の通りに、まずリンクケーブルをお互いのPCにぶっ挿します
そしたら謎のCDドライブが出てくるので自動的にインストールされるか、されない場合はファイルエクスプローラーでPCを開いてドライブ内の.exeをダブルクリックしてお互いのパソコンにインストール
お互いのパソコンにインストールが完了したら両方の穴からぽぽぽんと外してまた差し込んでください
これで両方とも立ち上がったら通信完了です
Windowsのリモートデスクトップ機能は標準でついてくるやつとストアアプリ版があるのですが、2019/1現在もどうやら筆圧が効くのは標準でついてくるやつだけでした(一応ストアアプリ版も試した)
リモートデスクトップの機能を使うにはパスワードを設定する必要があるみたいなのでパスワードを設定してない場合は設定します
コントロールされるメインPCの方のスタートメニューの左端の歯車のところ『設定』から→『アカウント』
ユーザーの情報の管理者名はログイン時に必要となるので覚えておいてください
『サインインオプション』から『パスワード』アカウントパスワードの変更で『変更』できます
リモートデスクトップ機能を使う前にリモートアクセスの許可の設定もしておきましょう
メインPCの方の『設定』→『システム』→『リモートデスクトップ』で『リモートデスクトップを有効にする』をON
もしくは
スタートメニューのソフト一覧のところから「Windowsシステムツール」フォルダ内の『コントロールパネル』から
『システムとセキュリティ』→システムの『リモートアクセスの許可』
リモートのリモートデスクトップの項目にある『このコンピュータへのリモート接続を許可する』をONにする
その下の方にある『ユーザーの選択』から権限が与えられている名前を確認
『○○にはアクセスが既に与えられています』となっている○○の名前の部分はログイン時に必要なので覚えときます
ぶっちゃけ言うと『設定』→『システム』→『リモートデスクトップ』の『このPCに接続する方法』にある『このPC名を使用してリモートデバイスから接続する』の名前(私の場合はさっきもあったように『KORORIN』に設定してる)と、その下の『ユーザーアカウント』の『このPCにリモートアクセスできるユーザーの選択』から権限が与えられている名前を覚えておけばOK
そしたらようやくリモートデスクトップ機能が出来るはずです
リンクケーブルがちゃんと繋がってる状態でコントロールするタブレットPCの方のスタートメニューの一覧から「Windowsアクセサリ」の『リモートデスクトップ接続』を立ち上げます
そしたら入力する箇所が出てくるので『オプションの表示』をとりあえず押して
コンピュータのところに『このPC名を使用してリモートデバイスから接続する』の名前、
ユーザー名のところに『このPCにリモートアクセスできるユーザーの選択』の権限が与えられている名前
を入力して接続!
途中、証明書がどうたらこうたら出てくるけど気にせずにOK!そのまま接続!!
液タブ化できた…出来たけど…ナンカチガウ pic.twitter.com/OHSdVj3mch
— K.K.にっつ.jam (@Sakunome3) 2019年1月14日
WindowsタブレットでUSBリンクケーブルとリモートデスクトップを使って液タブ化してみたけどこれなんか想像してたのと違うね
上画面表示されんやん…
ようやく動いた pic.twitter.com/AqlvoIgQlY
— K.K.にっつ.jam (@Sakunome3) 2019年1月14日
結論:リンクケーブルでもリモートデスクトップで液タブ化出来るけど焦らず接続まで1分以上待て
— K.K.にっつ.jam (@Sakunome3) 2019年1月14日
リモートデスクトップでクリスタ(最新版)とSAI2とメディバン(最新版)で試したけどまともに動く(?)(新規作成ボタンが押せないけど)のメディバンだけだった
— K.K.にっつ.jam (@Sakunome3) 2019年1月14日
他はそもそも線がなかなか描写されなーいだったり変な集中線定規みたいになったりした
でも有線のおかげなのか遅延がすっくないのはありがたい
で、まあ、上側の画面表示されないのはちょい不満だったのでデスクトップPCコントローラーの方も使ってみたんですが
余白が多い(そして相変わらずWi-Fiのルーターが遠いので遅延も凄いよ!)
わたしの液タブ化レビュー今回はここまで
どれも今後に期待